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一般的には余裕を見て3000万円程度

遊んでいる子供

離婚によってシングルマザーになった場合、やらなければならないこと、考えなければならないことは山ほどありますが、その中でも重要度の高いもののひとつに生命保険等の見直しというものがあります。

そしてこの場合、文字通り保険を見直す、すなわち別の生命保険への乗り替えや入り直しを検討するケースと、現在加入している保険への上乗せ保障を検討するケースの2通りに大別することができます。
人それぞれによって、条件も違いますし考え方にも違いがありますので、一概にどちらが有利とは断言しづらいのですが、よく自らの状況を考えて選ぶようにしましょう。

保険の入り直しと上乗せのどちらが有効かを判断する基準としては、現在の保険の保障額が必要となる金額とどれだけ剥離しているか、という点がポイントとなります。
したがってまずは万一の場合にどれくらいのお金が必要か、といったことを算出することからはじめましょう。

算出方法としては、これもそれぞれの考え方によるのですが、子供が高校を卒業するまでか、大学を卒業するまでか、あるいは社会人として落ち着いてくるあたりの25歳までのいずれかの時期を目安として、それまでにかかるであろう費用を基準に考えます。
一般的には余裕を見て3000万円程度を目安にされる方が多いようです。
今後は母親一人となる訳ですから、この費用を準備するのは母親の役目となるのです。

そしてこの3000万円を基準として、現在の保険の保障額との差額を計算した場合に、その差額が大きければ大きいほど保険の入り直しを検討した方が効果的だということになります。
万一の場合に満期まで毎月子供に収入が入る、収入保障保険などがおすすめです。
保障期間に関しては前述の通り人それぞれですが、概ね子供が20歳になる時期を目安にするのが一般的です。

また逆に現在の保険の保障額と、試算した3000万円との間にそれほど大きな開きがない場合、さらに保障期間も短いという場合は現在のものに上乗せしてしまうのがベストです。
不足分の金額を補える程度の定期保険に、新たに加入すると良いでしょう。
この場合もやはり保障期間は、子供が20歳程度になる時期を満期として検討するようにしましょう。

このように保険のスタイルには実に多種多様のものがありますので、簡単に決めてしまうのではなく必要に応じてプロの意見も取り入れつつ、各保険会社を比較検討してみる必要があります。
お子さんの将来のためにも最適な保険選びで、備えあれば憂いなしと行きたいものです。

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