結婚期間中に契約していた生命保険は、離婚後どのようにしているでしょうか?
離婚時の慌しさに、ついうっかり忘れたままになってなんの手続きもしていないのでしたら、今すぐにでも見直しが必要です。
まずは契約内容の確認を
実際、生命保険というのはいざという時以外はなかなか意識しないものです。健康な人であればなおさらそうでしょう。
ですが、保険はやはりいざというときのためのものです。ひとり親ともなれば、結婚時とはいろいろと条件や変わるので、最低限契約内容は確認しておくことが大切です。
もしもの時に対応できる内容ですか?
もしもの時のことを考えてください。
もし明日、あなたが事故で大怪我を負って、入院することになったら。もし、急に重い病にかかって働けなくなったら。最悪、なんの準備もせずに亡くなってしまうようなことがあったら…
蓄えの代わりに備える
考えたくはないことですが、ちゃんと考えておかなくてはならないことです。
ひとり親で子どもが幼い場合、入院中は誰が面倒を見てくれるのでしょうか?働けない間の収入はどうやってまかなっていけばいいのでしょうか?
あまりあるほどの蓄えがあるのであれば、何も心配する必要はありませんが、そうではないのなら備えが必要となるはずです。
子どもの将来にかかわることだってあるから
生命保険に加入していることで、万が一の時にお金のことで悩まずに済むことでしょう。入院費はもちろん、子どもを預けるシッター代なども保険で賄う事ができます。
万が一、自分が死亡してしまうような事態になった時、遺族年金以外の給付金を残してあげることだって可能です。このような万が一の時のお金があるかないかで、子どもの将来が大きく変わることだってあるのです。
結婚時のままの契約ではNG
しかし、生命保険に入っているからと安心していてはいけません。結婚時代のままでは、離婚後の生活や今後のライフプランに見合っていない契約内容になっている可能性もあります。
また、いざ入院治療をしたのにもかかわらず、給付の対象外になってしまっていては意味がありません。そういう意味でも保険約款なども確認して、必要であれば契約内容を変更する必要があるのです。
受取人は誰ですか?
一番初めに確認しなくてはいけないのは、死亡時の保険給付金の受取人が誰になっているか?ということです。
うっかり別れた旦那さんのままになっているという人も少なくないので、確認と変更が必要です。必要であれば、死亡時の受取金額の見直しもしたほうがいい場合もあるでしょう。
不要な特約は解約することも考える
また、離婚したことで不要になる特約や契約なども出てくることもあります。生命保険や医療保険に入ることは大切なことですが、不要な保険は見直して解約することも必要です。
その分、今後の必要となる特約に変更したり、子どもの学資保険に回すなどもできるでしょう。その時に適した保険に加入していることが、何より大切なのです。
苦手な人はプロに相談しよう
離婚というのは、様々な変化があります。たくさんの手続きなどに追われてついつい後回しになりがちな生命保険ですが、実際は何よりも先に考えるべきなのが保険なのです。
自分自身で調べたり確認するのは苦手でよくわからないという場合は、契約している保険会社に問い合わせたり、店舗型の保険相談窓口などもうまく利用しながら、今の自分とお子さんの将来に見合った内容に見直すと良いでしょう。