結婚はしていないけれど、お付き合いしている男性との間に子供ができてしまう事があると思います。妊娠した事を彼に伝えると・・・結婚を拒むような言葉と態度をとられることも。
彼が結婚を拒んでも、子供は産みたい、せめて彼にその子供を認知して欲しいと言うとき、彼に子供を認知してもらえる方法はないでしょうか。そんな無責任な男性にはせめて子供の父親としてしっかり認知し養育費を支払ってもらうべきです。
そこで、ここでは男性が認知を拒否する場合に行う強制認知について説明していきます。
口約束はダメ!きちんと認知してもらい養育費をもらう
婚姻関係にない女性が妊娠、出産した場合、その子は法律上父親がいないという事になります。だからこそ、産まれてきたお子さんのためにも、相手の男性にはきちんと認知してもらう必要があるのです。
いい加減な男性の場合、「認知する、養育費も払う」という口約束では信用できませんよね。そもそも誠実な男性なら交際相手が妊娠した時点で「結婚」という手段を取るものです。
そんな信用できない男性にはしっかり認知してもらい、養育費もきちんと支払ってもらわなくてはなりません。
~認知の種類~
- 任意認知・・・父親となる男性が自発的に認知届けを提出する場合を言います。
- 強制認知・・・認知を拒む場合、父親となる男性の意思に関係なく、子供から認知を強制するものです。
強制認知のメリット&デメリット
◇メリット
法律上親子関係となるため、父親となる男性は子供に対して扶養義務が生じます。そのため、養育費を支払う義務があると共に、遺産を相続する事ができるようになります。
◇デメリット
強制認知の場合は、調停や裁判の手続きをしなくてはならないため、時間と費用が掛かります。裁判となった場合は、自ら弁護士に依頼しなくてはならないため、その費用は自己負担になります。
男性が任意認知をしてくれない、でもきっちり養育費を支払ってもらいたいという時や男性の財産を子供に相続させたいと言う場合に、強制認知の手続きをとることが多いとされています。
強制認知をすれば、毎月養育費を受け取ることができるため、お子さんのためにもきちんと手続きをとるべきだと思います。
強制認知を成功させるためのポイント
強制認知の手続きをするのは良いけれど、相手の男性が自分の子供だと認めないのでは?と不安になりますよね。強制認知を成功させるための一番のポイントが『DNA鑑定』です。
DNA鑑定を行えば、親子関係がハッキリ証明されるので、一番良いのですが、男性側がDNA鑑定を拒むことも考えられます。その場合は、自分の母親や交際を知っている友人などに証人尋問など協力してもらい、間違いなく男性が子供の父親であると証明していく必要があります。
そもそも男性がDNA鑑定を拒む時点で、裁判においてあなたが有利になるのは間違いありません。これから母親としてお子さんを守ってゆくためにも、男性に認知してもらい、養育費をしっかり払ってもらいましょう!