養育費というのはそもそも、子供が自立するまでの間に養育するための費用のことです。
離婚をし、子供を引き取って育てている親が、別れたもう一方の親から子供を育てていくために子育てにかかる費用のいくらかを分担して払っていってもらうというものです。
養育費はこの金額だ、というものが決まっているというものではありません。
目安には「養育費算定早見表」というものを参考に、収入や生活水準も考慮しながら最終的には話し合いで決定するものです。
きちんと話し合って決めた養育費。
たとえば大学まで進学することを考えた場合、子供一人にかかる養育費というのは3000万以上だとも言われています。
子供が成長するにつれて進学にお金がかかりますし、もちろん日々の生活にだって必要なものはたくさんあります。
ですから養育費を支払ってもらえるからと言って、誰もが十分な額をもらえるとは限りません。
先にも言ったように支払う側の生活水準や収入を考慮しながらの支払いになるわけですから、足りない!と思う人も出てくるのは当然です。
たくさんもらう人もいれば、十分だと思う人、それでも足りないという人・・・何をもって足りるのか足りないのかは人それぞれの感覚ですが、養育費が足りないと思う場合にはその増額を請求することができます。
ただし、支払う側に支払うことができるだけの経済的な余力がある、生活の変化が問題にならないということが大きな条件になります。
そして増額すべき大きな理由も必要です。
どんな場合であっても、離婚の時にきちんと話し合っておくということが重要になります。