離婚をするときに子供のいる夫婦は親権について話し合い、養育費についてしっかりと取り決めを交わした後、正式に離婚するということが基本の道筋です。
養育費の決め手というは、「これまで子供にかかったお金」、「これから子供にかかるであろうお金」、「支払う側の経済環境」によって大きく左右されます。
これらをしっかりと考慮して、話し合いをして決めたにもかかわらず「養育費の支払いが行われなくなってしまう」ということがあります。
ドラマなどでも抑笑いのポイントとしてそのようなシーンが放送されることがありますが、実生活の中では笑い話にはなりません。
養育費の支払いというのは、「子供の生活のために使うお金」なので、滞ってしまってはいけないものなのです。
しかし、このような問題を抱えてしまう人は多く、解決するまでに多くの時間を使っている人もいるそうです。
このようなことにならないためにも、「法的に効力のある形」で養育費の支払いについての文章を残しておく必要があります。
弁護士などに相談すると、このようなことをしっかりと教えてくれますので安心してください。
養育費の支払いが滞っているが、相手も聞く耳を持ってくれないということになった場合どうすればよいのでしょうか。
このような場合は個人間でやり取りして解決するのではなく、家庭裁判所に相談しましょう。
もちろん弁護士に相談してもよいでしょう。
もし離婚をする時に家庭裁判所で調停をしていたのであれば、「履行勧告」と言って法律的に調停で決めたことを守らせるというものがあります。
「何度言っても払ってくれないから」と言って、諦めてしまうようなことは一切しないでください。
子供の権利を親が放棄する権利は何処にもありません。